1.単パッチムや複パッチムの例
빚-이[비지], 빛-이[비치], 덮-이다[더피다], 깎-아[까까], 있-어[이써], 꺾-이다[꺼끼다]
参照)강-이[강이], 형-을[형을], 본성-에[본성에]
2.重パッチムの例
넋-이[넉시], 흙-을[흘글], 핥-아[할타], 앉-아[안자]
しかし,いくつかのハングル字母の名前の発音は一般的な場合とは異なります。
ハングル字母の名前は,名前の中にその字母の初声と終声をともに表すために人為的に作られたものです(「訓蒙字会」[1527年 崔世珍 著]にハングル字母の名前が初めて現れる)。このような理由からなのかどうかわかりませんが、同じパッチムを持つ他の語彙とは異なった発音が現れます。
3.パッチムが「ㄷ」である場合
(1)닫-아[다다], 닫-을[다들], 굳-어[구더], 굳-을[구들]
(2)해돋-이[해도지], 굳-이[구지](口蓋音化の例。標準発音法第17項 参照)
(3)디귿-이[디그시], 디귿-을[디그슬]
4.パッチムが「ㅈ」である場合
(1)빚-이[비지, 빚-을[비즐]
(2)젖-이[저지], 젖-을[저즐]
(3)지읒-이[지으시], 지읒-을[지으슬]
5.パッチムが「ㅋ」である場合
(1)부엌-이[부어키], 부엌-에[부어케]
(2)동녘-이[동녀키], 동녘-에[동녀케]
(3)키읔-이[키으기], 키읔-에[키으게]
上記3,4,5の(3)は原則的には「標準発音法」により「디귿이[디그지], 디귿을[디그들], 지읒이[지으지], 지읒을[지으즐], 키읔이[카으키], 키읔에[키으케]」と発音しなければなりませんが、実際の発音は「[디그시], [지으시], [키으기]」のようになされるので,「標準発音法」でもこのような現実の発音を反映して規定化されています。これによりハングル字母の名前は次のように発音されねばなりません(標準発音法第16項参照)。
字母 | 名称[発音] | 母音で始まる助詞と連結する時の発音 | +이 | +을 | +에 |
---|---|---|---|---|
ㄱ | 기역[기역] | 기역이[기여기] | 기역을[기여글] | 기역에[기여게] |
ㄴ | 니은[니은] | 니은이[니으니] | 니은을[니으늘] | 니은에[니으네] |
ㄷ | 디귿[디귿] | 디귿이[디그시] | 디귿을[디그슬] | 디귿에[디그세] |
ㄹ | 리을[리을] | 리을이[리으리] | 리을을[리으를] | 리을에[리으레] |
ㅁ | 미음[미음] | 미음이[미으미] | 미음을[미으믈] | 미음에[미으메] |
ㅂ | 비읍[비읍] | 비읍이[비으비] | 비읍을[비으블] | 비읍에[비으베] |
ㅅ | 시옷[시옫] | 시옷이[시오시] | 시옷을[시오슬] | 시옷에[시오세] |
ㅇ | 이응[이응] | 이응이[이응이] | 이응을[이응을] | 이응에[이응에] |
ㅈ | 지읒[지읃] | 지읒이[지으시] | 지읒을[지으슬] | 지읒에[지으세] |
ㅊ | 치읓[치읃] | 치읓이[치으시] | 치읓을[치으슬] | 치읓에[치으세] |
ㅋ | 키읔[키윽] | 키읔이[키으기] | 키읔을[키으글] | 키읔에[키으게] |
ㅌ | 티읕[티읃] | 티읕이[티으시] | 티읕을[티으슬] | 티읕에[티으세] |
ㅍ | 피읖[피읍] | 피읖이[피으비] | 피읖을[피으블] | 피읖에[피으베] |
ㅎ | 히읗[히읃] | 히읗이[히으시] | 히읗을[히으슬] | 히읗에[히으세] |